- 1年たっても英語が話せるようにならない
- 原因がそもそもわからない。何をしたらよいの?
この記事では、英語が話せるようにならない具体的な原因を探り、その改善策について深掘りしていきます。
多くの学習者が陥りがちな罠として、単語や文法の基礎力不足、インプットとアウトプットのバランスの失敗、レッスンでの受け身の姿勢、そしてレッスン後の復習不足などが挙げられます。
しかし、これらの問題を認識し、適切に対処することで、学習効率を大きく改善し、モチベーションを維持しながら英語を実際に使いこなせるようになるための戦略を構築することが可能です。
これらの課題に対する実践的なアドバイスと、学習者が自身の英語学習プロセスを見直し、改善するための対処法を提供します。
英語学習の旅をより効率的かつ楽しいものに変えるためのヒントや戦略を探している方は、ぜひ参考にしてください。
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英語を話せるってどんな状態?
あなたが思う「英語を話せる状態」はどのようなものでしょうか?
- 自分の言いたいことを簡単な英語で伝えられる
- ネイティブのように流暢に会話できる
人により「話せる」の定義は異なるでしょう。
もし①の状態を「話せる」と定義している場合は、すでにあなたは達成しているかもしれません。
話せない理由を確認する前に、改めて目指すべき姿を整理しなおしてみてください!
そのうえで後ほど紹介する対処法を参考にすれば、より最短であなたの目指す「話せる状態」に近づけますよ!
オンライン英会話1年たっても話せない理由
オンライン英会話を1年続けても話せない理由として考えられるのは以下の5つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
単語・文法・発音の基礎力がない
英語を話せるようになるための最初のステップは、しっかりとした基礎を築くことです。
英語学習の基礎とは以下のようなもの。
- 日常会話でよく使われる単語の習得
- 基本的な文法の理解
- 英語話者が理解できる発音
オンライン英会話を継続する前に、これらのことができるようになっておくのは大前提です。
多くのつまづいている英語学習者は、基礎習得をスキップしてしまい、結果としてコミュニケーションの際に不明瞭な表現や誤解を招く原因となっています。
基礎力がないと上達が頭打ちしてしまうため、長期的に見て自信の喪失や学習意欲の低下にもつながります。
インプットとアウトプットのバランスが悪い
英語を効果的に習得するためには、インプットとアウトプットのバランスが重要であるとよく言われます。
多くの場合、学習者はインプットに偏りがちで、この偏りがアウトプットの機会を減らし、実際のコミュニケーション能力の発展を妨げてしまいます。
しかしながら、アウトプット不足だから…といってアウトプットを過度に重視することもまた、英語学習においては効果的ではありません。
特に、オンライン英会話などの会話中心の学習方法に短絡的に飛びつくことは少し危険です。
十分なインプットがないと決まったフレーズの使用やトピックでの会話に終始しがち。
したがって、オンライン英会話を始める際には、アウトプットの機会を増やすことの重要性を認識しつつも、それをインプットと組み合わせることの重要性を忘れないようにしましょう。
バランスの取れたアプローチこそが、英語を話せるようになるための鍵です。
ただレッスンを受け続けているだけ
オンライン英会話レッスンを受けることは確かに、英語を話せるようになるために必要なことです。
しかし、レッスンを受けること自体を目的としてしまうと、本来の目指すべき姿を見失ってしまう恐れがあります。
レッスンに頼り切っていると、限られたトピックやボキャブラリーでの会話に縛られ、多様な状況での対応能力や表現力が育ちません。
つまり、「レッスンを受けるだけ」では同じパターンの会話が繰り返されがちで、それだけでは実際の生活で必要とされる「実用的なコミュニケーション能力」、あなたが思う話せる状態になることが難しくなるのは自明です。
レッスンが受け身基本になっている
レッスンで受け身の姿勢を取ってしまうと、話の主導権を講師に握られ、結局は与えられた課題をこなすだけの状態になりがちです。
このような状況では、自発的に学び取るチャンスが失われ、徐々にレッスンを受けること自体が目的化してしまう恐れがあります。
さらに、この受け身の態度が続くと、講師からの質問に反応するだけで、自ら積極的に会話を展開することが難しくなり、実際の会話で必要とされる能動的なコミュニケーションスキルが育たなくなります。
レッスン後の復習をしていない
レッスンで学んだことを定着させ、実際の会話で使えるようにするためには、復習が不可欠です。
レッスン後に復習を行わないと、学んだ内容が長期記憶に移行せず、忘れてしまう可能性が高くなります。
レッスン後は簡単にでもよいので復習を行うことで、学習内容を強化し、実際の会話で自然に使用できるようになるでしょう。
オンライン英会話1年たっても話せない場合の対処法
ここからは話せない場合の対処法(=話せるようになるためにするべきこと)をご紹介します。
話せない原因でお伝えした5つに対してアプローチすることで、話せる状態に近づけます。
それぞれ見ていきましょう。
基礎力を身に着ける
英語を話せるようになるための第一歩は、しっかりとした基礎を築くことです。
これには、基本的な単語、文法、そして発音の練習が含まれます。
基礎力を高めるためには、日々の学習習慣を確立し、定期的に復習を行うことが大切です。
それぞれの学習におすすめの教材は以下の通りです!
単語学習
自身の現在の英語レベルに合ったものを選ぶことが重要です。
中学レベルを復習したい人向け
しっかりやりこみたい人向け
文法学習
まずは中学レベルの参考書に取り組むのが良いでしょう。
発音学習
書籍またはYouTubeの動画を見ながら発音を学びましょう。
書籍で発音ルールを覚える
シャドーイングをやりこむ
具体的な学習方法は以下の記事にも記載しているので参考にしてください。
インプット・アウトプットのバランスを見直してみる
インプットとアウトプットのバランスを、7:3ぐらいにしてみましょう。
オンライン英会話を1年続けているのに成長を感じられない人は、英会話を受けることが目的になっていることが多いです。
一度立ち止まってレッスン頻度を考えることも、成長への第一歩です。
レッスンの回数を2日に1回程度に減らしてでも、フレーズや難しい表現をインプットする時間を確保するようにしましょう。
自分が会話をリードする意識を持つ
レッスンはどうしても受け身になりがちです。
しかし、話せる状態に近づくためには自身で会話をリードする必要があります。
自分から積極的に話題を提供する、積極的に質問するなどして、会話をリードするよう心がけましょう。
つまり、あらかじめ聞く質問や言いたいことを決めておく、ということです。
毎回のレッスンに意味を持たせる
レッスンは受けることが大切ではありません。そのレッスンから何を学んだかが大切です。
そのためにレッスン前には、達成したい具体的な目標を設定し、レッスン中は積極的に会話するようにしましょう。
目標の具体例は下記のようなイメージです。
- 必ず使うフレーズを決めておく
- 会話の主導権を必ず握る
- レッスン時間の6割は自分が話す
レッスン後に復習の時間をとる
話せる状態になるためには復習が必須です。
レッスン後数分でも構わないので、以下のような観点から復習を必ず行いましょう。
- 言えなかったことを言えるようにする
- 会話を聞きなおして聞き取れなかったところを理解する
- 会話を聞きなおして自分の発音を確認する
最近は録音できるオンライン英会話も増えているので、自分自身の会話を振り返ることも容易です。
自分の会話を聞くのは恥ずかしいと思いますが、慣れるまでの辛抱です!
また、言えなかったフレーズはChat GPTを使えば簡単に翻訳してくれますよ。
英語学習のモチベーションを保つコツ5選
モチベーションを保つコツを5つご紹介します。
英語学習の目的を見直す
モチベーションを保つためには、なぜ英語を学びたいのか、その目的を明確にすることが大切です。
目的が明確であればあるほど、学習への取り組みが具体的になり、モチベーションの維持が容易になります。
目的が仕事でのコミュニケーションであれ、海外旅行での利用であれ、その目的に合わせた学習計画を立てることが効果的です。
長い目で見る
英語学習は短期間で終わるものではありません。
長期的な視点を持ち、少しずつでも確実に前進していることを認識することが大切です。進捗を記録し、小さな成功を祝うことで、学習への意欲を維持することができます。
「オンライン英会話を続けているのに効果が出ない」
このように悩む人は無数にいます。
ですが、そういう人に限って数か月やそこらで結果が出ると思っていることが多いです。
1年続けてもぺらぺらにならないのは当たり前
これを理解しておきましょう。
「数か月でペラペラに!」といった情報をネットで見ることもあるかもしれませんが90%はウソです。
ペラペラになるには何年もかかりますし、効果を感じるだけでも普通の人なら6ヶ月以上かかる人もいます。
長期的な期間で成果を見ていれば、効果が出ないから続ける気にならないという状況は避けられます。
資格試験に申し込む
具体的な目標を持つことは、モチベーションを維持する上で非常に有効です。
ただオンライン英会話を受けるというだけでは強制力がありません。
強制的にオンライン英会話に取り組むための方法として、資格試験を活用するのも一つの手です。
TOEICと言ったらL&R(リスニング&リーディング)試験が有名ですが、スピーキングテストもあるって知ってましたか?
受験料は少し高いですが、TOEICのスピーキングテストを予約しておくことでオンライン英会話へのモチベーションを強制的に高めることができます。(TOEIC Speaking Test)
わたしはこれで実際にTOEICスピーキングテストに申し込んでみました。結果はプロフィール参照。
他にもVersantやオンライン英会話スピーキングテストなど、様々なスピーキングの試験があるので有効に活用しましょう。
周りに宣言する
「周りに宣言する」といった方法も強制力を作り出すための方法です。
家族や友達などに「オンライン英会話を始めた」「英語話せるように練習してる」と宣言しましょう。
英語学習の目標を家族や友人に宣言することで、自分自身に対する責任感を持つことができます。
「夢や目標は声に出して、誰かに言うようにした方がいい」というのと同じです。
オンライン英会話を変えてみる
もし現在のオンライン英会話のレッスンがマンネリ化しているようであれば、新しいレッスンや異なる教師を試してみるのも一つの方法です。
「続かないな」と思ったら思い切ってサービスを変えてみるのも一つの方法です。
各会社で強みとしている部分が異なります。
誰かがおすすめしているからと言って、それがあなたに合っているかはわかりません。
オンライン英会話はスクールのように年間契約ではなく1ヶ月で変えることが簡単にできるので、色々なオンライン英会話を試してみるのも面白いですよ!
オンライン英会話で必ず話せるようになる!
オンライン英会話で話せるようになるためには、ただレッスンを受け続けるだけでは不十分です。
基礎力の強化、インプットとアウトプットのバランスの取り方、レッスンへの積極的な参加、復習の重要性など、効果的な学習方法を理解し実践することが必要です。また、学習のモチベーションを保つための工夫も重要です。
これらの対策を実行することで、オンライン英会話を最大限に活用し、英語を話せるようになれます。
毎日の努力が積み重なり、やがて流暢に英語を話す自分を実現することができるでしょう。
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